2012/05/03

よそ行き

親友の結婚式へ着ていくためのドレスをつくろったり、
木工をしたりして遊んだ。
遊んではいないのだけれど、
まえに富田林で拾った木材にジェルを塗って樹の皮を固めたり、
のこぎりがないからあれこれ知恵をしぼって木を切ったり、
雨混じりのくもりぞらのなか、
ベランダで時間がとまりそうだった。
いまは永遠だし、永遠はいまだと思った。
気にかけていたのに(うそ、ほんとは忘れていた)
あのひとに、気持ちを伝えられなかった。
失念していた時点で気持ちではないね。
あとから気づく。
気恥ずかしくって、いまさらとても。

どうもここにくると、
気分が沈んでいけない。
とてもだめ。

パソコンで書く文章は、入力する画面や字体、
書く場所の雰囲気で内容や文体が豹変してしまう。
ここではいつもの浮世っぽさを捨てているような。
だけどそれは、自分が意識してのことでは、ないのです。
どうでもいいのだけれどね。
ただ、すこし面白いなと思って。
そんな些細な因子で、じぶんの伝えたいことや、
じぶんの印象がかわってしまうなんてとてもふしぎ。
それだけです。

ひとを傷つける正しさ。
抑揚のない言葉あそび。
からだはひとつしかないよね。
いまはここにしかないよね。
きみはそこにしかいないよね。

もっと未来をみなきゃ。
ちいさいな。
ちいさすぎる。
なにかが昂ぶらせるともう手も付けられない。

あのひとに、会いたいなあ。


あしたの真夜中に、西へ旅立ちます。
ずっととおく、海も越えて、どこまでいけるのかしら。